「片づけなさい!」は逆効果!?

自分の居場所が好きだと片づける!

親は片づける手順が思い描けていても、子どもはどうしたら良いのかが分かりません。叱られるのが嫌だから。その思いだけで行動すると、戸棚の中に突っ込むだけになりがち。その結果、不便になるから。片づけることの意味が理解できません。

手順をかみくだいて伝えることが大切です。たとえば遊び道具が散らばっていたら、まずは一カ所に全部集めることからスタート。その次に種類別に分けるように伝えます。そしてカード、ブロック、マンガといった種類別にチームを作って、そのチームごとに入れ物に入れるように促しましょう。少しくらい乱雑な入れ方になっていても気にしない。次に使うときに自分で取り出せればOKです。

増えるプリントや作品のしまい方

幼稚園や小学生になると、途端に増えるのがプリントや図画工作の作品です。持ち帰った後にとりあえずのつもりで置いておくと、学習机や棚の上が物置状態に。明日持っていく宿題などすぐに使うプリントは、ファイルボックスに入れたら目につく所に置いて忘れ物を予防します。そして大切なことは、どれを残しておくのかといった基準をもつことです。

たとえば、もう一度見て学習に役立てるモノ、その学期中は保管するモノ、思い出として保管するモノといった具合。残すと決めたプリントは、穴を開けなくても綴じられるクリアファイルやレバー式のファイルを使ってまとめます。作品は保管ボックスを一つと決めて、その中に収まる数だけに厳選。飾って楽しんだあと、子どもと作品を一緒にツーショット写真で残すのも手です。

子どもの感性に響く収納グッズを取り入れるのもいい方法。
一緒に買い物をしながらお気に入りのグッズを見つけてもらいましょう。

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講師:すはらひろこ

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